フジモト シゲル   Shigeru FUJIMOTO
  藤本 茂
   所属   京都外国語大学  国際貢献学部 グローバル観光学科
   職種   教授
研究期間 2017/08~2019/07
研究課題 グループの規模がその行動に与える影響の研究
実施形態 競争的資金等の外部資金による研究
研究委託元等の名称 サントリー文化財団
研究種目名 人文科学、社会科学に関する研究助成
代表分担区分 研究代表者
概要 グローバリゼーションが語られる一方で、社会資本としての地域のネットワークや、顔の見える人的つながりである「社交」の重要性も、つとに指摘されている。その中で注目すべき現象の一つに、インド中国など、桁外れの人口規模を誇る国の急速な台頭があげられる。こうした国の統治は、小国のそれと質的に同じなのだろうか。この研究の目的は、第一に、グループのサイズが、グループのガバナンスや対外行動にどのような影響を及ぼすのかを、検討することにある。サイズの大きなグループは動員できる資源量が大きいので、競争上有利なはずである。よって淘汰が起これば少数のサイズの大きなグループへと収斂するはずだが、独立国の数は増えているし、生物界でも種はむしろ多様化している。異なったサイズのグループが混在するシステムが、全体としてどのような振る舞いをするのかという点について、洞察を深めることが、第二の目的である。