フセ マサオ   Masao FUSE
  布施 将夫
   所属   京都外国語短期大学  キャリア英語科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2019/03
形態種別 論文
標題 米軍将校エモリー・アプトンと明治初期の日本――社会と軍隊における近代化の相違――
執筆形態 単著
掲載誌名 Problemata Mundi
掲載区分国内
出版社・発行元 京都外国語大学国際言語平和研究所国際問題研究室
巻・号・頁 (28),109-132頁
概要 アプトンによると、明治初期の日本社会は、郷愁を誘い意外に便利な前近代性と、いまだ非効率的で批判の対象たらざるを得ない近代性の両者をもっていた。一方、当時の日本陸軍は、フランス式近代化に成功していたが、自律性の維持や規律の厳正化が不可欠になってきた情勢を考えると、イギリス式かドイツ式に転換すべきであった。したがって彼は、社会でも軍隊でも徒に性急な近代化を避け、適切なモデルを選択した近代化をすすめるべきだと主張していたのである。