オカモト シンショウ   Shinsho OKAMOTO
  岡本 信照
   所属   京都外国語大学  外国語学部 スペイン語学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/03
形態種別 その他
標題 黄金世紀文学隆盛の基盤としての俗語擁護論
執筆形態 単著
掲載誌名 『スペイン・ルネサンス思想研究における文献学的実証分析』(平成24-26年度科研費補助金研究成果報告書)
掲載区分国内
担当範囲 (B5、総頁数273頁中25頁を担当)
著者・共著者 岡本信照
概要 16世紀のスペインでは、多くの文人・知識人が俗語カスティーリャ語はラテン語と比肩できる言語に成長したという「俗語擁護論」を異口同音に述べた。本稿では、まず、その起源を15世紀の宮廷で盛んに行われた古典から俗語への翻訳活動に求め、翻訳を通じてカスティーリャ語がいかに文章語に耐え得る言語に発展したかを、複文と従属接続詞を例に挙げて解明した。次に、16世紀スペインの俗語擁護論が、イタリアで沸き起こった「言語問題」に触発される形で、文学表現や論考執筆の基盤となっていくプロセスを明らかにした。