ウシジマ タカシ   Takashi USHIJIMA
  牛島 万
   所属   京都外国語大学  外国語学部 スペイン語学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1998/06
形態種別 論文
査読 査読有り
標題 アメリカ膨張主義とメキシコの対応―米墨戦争(1846年~1848年)の性格をめぐる論争を中心に
執筆形態 単著
掲載誌名 日本ラテンアメリカ学会『ラテンアメリカ研究年報』
掲載区分国内
巻・号・頁 (18),49-76頁
概要 米墨戦争の研究には、米墨双方の歴史家のナショナリスティックな感情や党派的偏見によって著しく歪められてきた。とりわけ、Jスミスの研究は米国人のメキシコに対する偏見が色濃く表現されたものとして一般に受けとめられている。今日なおも明確な結論に達していない問題として、米墨戦争がメキシコ側の「防衛戦争」であったか否かという戦争の性格をめぐる論争があげられる。スミスは、戦争の全責任はメキシコ側にあり、メキシコ側の好戦的な態度が戦争の引き金になったと説いている。そこで本論文の主張は以下の通りである。パレデスには戦争の意義や目的は二つあったとし、その一つは、戦争は自衛の目的で行われることを強調することであった。もう一つは、内政的には、社会不安を必要以上に掻き立てる反政府諸派に対抗するため、パレデスは同派内の主戦派軍部に扇動され、戦争を最大限に利用し、政府の求心力を高めようとしていたと考えられる。