ウシジマ タカシ   Takashi USHIJIMA
  牛島 万
   所属   京都外国語大学  外国語学部 スペイン語学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/07
形態種別 著書
標題 米墨戦争前夜のアラモ砦事件とテキサス分離独立―アメリカ膨張主義の序幕とメキシコ
執筆形態 単著
掲載区分国内
出版社・発行元 明石書店
総ページ数 272ページ
著者・共著者 牛島万
概要 1836年のアラモ砦事件、そしてテキサス共和国がメキシコから独立し米国に併合される過程を米墨双方の史料を活用し論述した。米国史の「リメンバー」の一つであり、マニフェスト・デスティニー(領土拡張主義)の起源ともいえるアラモ砦事件は、メキシコ軍によって籠城していた独立派が虐殺されたことがきわめて重要である。その1ヶ月のちのサンハシントの戦いでの逆転がテキサスの分離独立を導いたのは事実であるが、後世の歴史観がここには複雑にからみ、アラモ砦事件は米国のマニフェスト・デスティニーの序幕とその精神性の表象として崇拝された。また現代においてアラモ砦は歴史文化表象のみならず、観光や都市景観のシンボルとなっている。