ユイ キクコ   Kikuko YUI
  由井 紀久子
   所属   京都外国語大学  外国語学部 日本語学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1996/03
形態種別 論文
標題 (レフェリー付)動詞ヤル・クレルにおける意味の抽象化過程
執筆形態 単著
掲載誌名 日本語教育
掲載区分国内
出版社・発行元 日本語教育学会
巻・号・頁 (88)
担当範囲 A5、10頁
概要 テヤル・テクレルには、「夏休みに子どもを遊園地に連れて行ってやる」のような恩恵用法の他に、「先生に言いつけてやる」のような行為の影響、「たまっていた愚痴を夫に言ってやった」に見られるような方向、「もういっぱいだけ飲んでやろう」における意志などにもある。本動詞の意味成分において〈具体物〉〈所有権〉で表されるのが、恩恵の用法では〈行為〉、さらに意味的に抽象化していくと〈行為影響〉になる。また、<着点>や<方向>が不活性化することもある。