ハヤシ シホ   Shiho HAYASHI
  林 姿穂
   所属   京都外国語大学  外国語学部 英米語学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2013/03
形態種別 著書
標題 『境界線上の文学』
執筆形態 共著
掲載区分国内
出版社・発行元 彩流社
巻・号・頁 215-229頁
総ページ数 259
担当範囲 メルヴィルの「独身者の楽園と乙女の地獄」に見られる楽園と地獄の境界線
著者・共著者 大石 和欣(編著)、滝川 睦(編著) 、中田 晶子 (編著) 山口均、野々村咲子、平林美都子、小口一郎、川津雅江、松本三枝子、角田信恵、進藤鈴子、林姿穂、斎木郁乃 合計13名
概要 女性労働者の領域は、山の中という自然に囲まれた空間ではあるが、死のイメージとロンドンの街中光景が混在しているように語り手の目に映る。法律家たちの領域と一見対照をなしているようにも感じられるが、両空間には類似点と連帯感が見られる。メルヴィルが描く楽園と地獄は境界線自体が曖昧で、独立した2つの空間を維持しているわけではない。最終的には語り手が1つの資本主義社会の空間を違う視点から見ているに過ぎない。男女の労働領域の間にあると思われている境界線は実は曖昧であり、対照性が維持できていないことを本論文で明らかにした。 総ページ数 259 (B5)
ISBN 4779118654