タケウチ トシタカ   Toshitaka TAKEUCHI
  竹内 俊隆
   所属   京都外国語大学  国際貢献学部 グローバルスタディーズ学科
   職種   教授
発表年月日 2012/07/01
発表テーマ 「東アジアにおける中国の軍事戦略」
会議名 公共選択学会第16回全国大会
主催者 公共選択学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 専修大学神田校舎
概要 中国は拒否権を持つ国連安保理の常任理事国であり、NPTで核兵器保有を公認された核兵器国であることをまず確認し、主として海軍と海上法執行機関の歴史や現状を報告した。海軍力増強の陰に隠れているが、中国は、国連海洋法条約締結以来、海上法執行機関の創設・充実に注力している。また、中国の海洋法の解釈は大多数と異なる点があり、この解釈は南シナ海では有利であるが、東シナ海では不利をもたらし、解釈の一貫性を維持しなければいけないので、この矛盾の解決は困難とみられる点などを説明した。なお、中国は他諸国との海洋権益をめぐる紛争では、海上法執行機関を主体に活用しており、軍隊同士の対決となる事態を回避していると思える点も強調した。