クニシ コウスケ   Kosuke KUNISHI
  國司 航佑
   所属   京都外国語大学  外国語学部 イタリア語学科
   職種   講師
発表年月日 2014/07/27
発表テーマ ベネデット・クローチェの美学と「イタリア頽廃主義」について
会議名 関西イタリア学研究会月例会
主催者 関西イタリア学研究会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
開催地名 立命館大学衣笠キャンパス
発表者・共同発表者 國司航佑
概要 20世紀前半のイタリアを代表する哲学者ベネデット・クローチェは、優れた文芸批評家でもあった。クローチェは、ホメーロスからマラルメまで、実に様々な作家・作品を取り上げたが、その中で、同時代のイタリア文学(いわゆる頽廃主義文学)に対する彼の評価は、非常に否定的なものであったと言われている。ところが、一次資料を丁寧に分析してみると、1903-04年頃には、「イタリア頽廃主義文学」に対してクローチェが抱いていた印象は必ずしも否定的なものではなかったということが分かる。彼の否定的な態度が初めて決定的になるのは、1907年に発表された"Di un carattere della più recente letteratura italiana”という評論においてなのである。この短い期間に何が起こっただろうか。本発表では、特に、①クローチェのパスコリ研究(1906-07)、②ダンヌンツィオのエピゴーネンたちの登場、という二つの契機に注目しながら、この問題に対する仮説を提示したい。