クニシ コウスケ   Kosuke KUNISHI
  國司 航佑
   所属   京都外国語大学  外国語学部 イタリア語学科
   職種   講師
発表年月日 2017/08/27
発表テーマ ベネデット・クローチェと≪文学の歴史≫
会議名 関西イタリア学研究会8月定例会
主催者 関西イタリア学研究会
学会区分 研究会・シンポジウム等
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 京都
発表者・共同発表者 國司航佑
概要 思想家ベネデット・クローチェ(1866-1952)は、多作な文芸批評家でもあった。そして自身が折に触れて述べているように、批評活動の先達として『イタリア文学史』の著者フランチェスコ・デ・サンクティス(1817-1883)に私淑していた。ところが、文学史の研究者レネ・ウェレクによれば、デ・サンクティスが文学を歴史的に解釈しようと試みたのに対して、クローチェは「あらゆる形の文学史」に対して「全面的な否定」を表明して憚らなかったという。この指摘が正しいとすれば、クローチェは実はところ、自らの師デ・サンクティスの方法論に妥当性を見出していなかったことになる。そこで本発表では、上掲のウェレクの指摘を出発点に据えつつ、クローチェの文学理論家/文芸批評家としてのキャリアを追いながら、その時々に彼が≪文学史≫という概念/方法論に対して実際にどのような態度を示していたかを検証したい。