ハラ カズキ   Kazuki HARA
  原 一樹
   所属   京都外国語大学  国際貢献学部 グローバル観光学科
   職種   教授
発表年月日 2005/04/23
発表テーマ ドゥルーズ哲学における「アフェクト」概念の内実と意義について
会議名 カント・アーベント
主催者 哲学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 東京大学
概要 本発表はガタリとの共著『ミル・プラトー』に焦点を据え、ドゥルーズ哲学の核心にある「アフェクト」概念について考察を深めることを目指した。「アフェクト」概念が「自我の動揺」を肯定する側面を持つことを解明した後、「アフェクトとの出会い」・「アフェクトの組合せ」・「アフェクトの創造」という三つの視点を導入し、その内実の理解を深めた。「アフェクト」は「生成」とも等値される概念であるが、「誰が、何を端緒に、いかなる生成へと巻き込まれるかは予想不可能である」、および、「通暁した実践領域における<スタイル>構築の試みにより、人は深い<生成の度合い>を生きうる」という二つのテーゼを獲得しえた。