ウエダ トシミ   Toshimi UEDA
  上田 寿美
   所属   京都外国語大学  外国語学部 ブラジルポルトガル語学科
   職種   講師
発表年月日 2016/10/09
発表テーマ No Moinho『水車小屋にて』における理想の女性像と 自然主義的観点から描かれる“変貌”のための伏線
会議名 日本ポルトガルブラジル学会
主催者 日本ポルトガルブラジル学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 大阪大学
概要 エッサ・デ・ケイロースの短編小説No Moinho『水車小屋にて』(1880)は、貞淑な人妻マリーア・ダ・ピエダーデがある出来事をきっかけに身を持ち崩していくという展開の人妻の恋愛と不倫を描いた写実主義小説である。作者は主人公マリーアの生い立ちや性格を仔細に描写し、その心境の変化をさまざまな状況に反映させて表現している。主婦の鏡としての第三者から見た姿と日常生活におけるマリーアの行動にかいま見る本来の姿とのささやかなずれが、自然主義的手法によって最終的な姿へと導く伏線として描かれる。
本発表では、物語に描かれるマリーアの変貌を通して、自然主義的観点から見た主人公の性格と当時の女性に求められた理想像について明らかにする。