ラムスデン タカコ   Takako RAMSDEN
  ラムスデン 多夏子
   所属   京都外国語大学  外国語学部 英米語学科
   職種   准教授
発表年月日 2023/09/02
発表テーマ 学習者の主体的な学びを支援する ICTツールの活用法とその実践例
会議名 2023年度映像メディア英語教育学会(ATEM)第20回西日本支部大会
主催者 映像メディア英語教育学会(ATEM)西日本支部
学会区分 地方学会
発表形式 シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
単独共同区分 共同
国名 日本
開催地名 京都外国語大学
開催期間 2023/09/02~2023/09/02
発表者・共同発表者 松井夏津紀・ラムスデン多夏子・近藤暁子
概要 コロナ禍に伴い遠隔授業の導入が広範囲に行われるようになり、大学教育における ICT 活 用が急速に進展した。そのため,多くの教員が,教授法や教材の配付方法,学習者とのイン タラクションなどの面で, 従来の授業スタイルから大幅な方向転換をすることになり,教員 自身が新たな学びを得る機会となった。本ワークショップでは,発表者の各々が行ってきた 様々な試行錯誤から,学習者の主体的な学びを支援するのに有効だと考えられる ICT ツー ルを取り上げ,それらを活用した実践例の報告を通して,英語教育の現場における ICT 活用 法を提示する。
松井は,クラウドツールの活用で協働学習要素を取り入れることが可能となった授業外学 習課題の実践を報告する。Google Spreadsheet を利用した課題は,翻訳,TOEIC,発音などの 様々な授業で応用できる自律的学習を促す学習法であるが,本ワークショップでは TOEIC 科目と発音科目での利用例を取り上げる。また,One Drive を利用した授業外課題について は,多人数クラスでの自己紹介課題について報告する。
ラムスデンは,ウェブサイトの簡易作成ツール Google Sites を用いた授業内 PBL(project- based learning)の実践を報告する。クラス全員の学習成果を集約したウェブサイト Bilingual Movie Guide の作成を最終目標とするプロジェクトで,Google Spreadsheet で学びのプロセス を共有しながら行うグループ活動を主とする。本ワークショップでは,各ツールの使い方を 紹介しながら,本 PBL の実践例を報告する。
近藤は,ICT を活用した発音指導実践を報告する。教養科目としての英語の授業では,時 間的な制約もあり,発音指導に時間を割くことは難しいという課題がある。そこで,授業外 の学習と授業内での短時間の学習(帯学習)をリンクさせることで,通常のカリキュラム内 に発音指導を組み込み,より効果的な発音指導を行うことが可能となると考える。本ワーク ショップでは,具体的なカリキュラムと教材作成方法(動画作成アプリ:mmhmm studio)と 教材共有及び取組状況の管理方法(LMS アプリ:leaningBOX)を紹介する。