カジカワ ユウジ
Yuji KAJIKAWA
梶川 裕司 所属 京都外国語大学 共通教育機構 職種 教授 |
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研究期間 | 2017/04~2020/03 |
研究課題 | 複言語・複文化活動を通した学びの共同体の構築と有効性:外国語系学部と地域の協働 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究種目名 | 基盤研究(C) |
研究機関 | 京都外国語大学 |
科研費研究課題番号 | 17K02907 |
代表分担区分 | 研究分担者 |
研究者・共同研究者 | 吉田真美 南博史 河上幸子 畑田彩 島村典子 中山智子 村上正行 梶川裕司 |
代表者 | 吉田真美 |
概要 | 本プロジェクトでは、外国語系・国際系学部の学生の語学能力の向上や専門知の修得のみならず、自律性、協働的成長、市民性や国際的専門性の育成を目指して、地域(図書館や小学校、高等学校、博物館等)との連携による協働活動を通した、非正課及び正課教育プログラムを実施した。その結果、学生の有する複言語・複文化的リソースが地域社会からのニーズに合致し、 地域社会で活かされたことから、単言語及び外国語教育に特化するのではなく、複数の言語を扱う複言語・複文化主義に基づいた包括的な言語体験により、 大学生だけでなく、 多言語化の進む地域社会にも意義のある活動となることが分かった。 単言語及び外国語教育に特化するのでなく、複数の言語を扱い、外国語教育だけでなく様々な分野(文化政策、移民)との連携により、複言語・複文化主義に基づいた包括的な言語体験が可能になり、大学生だけではなく多言語化の進む地域社会においても意義は大きい。また、協同を通して地域に貢献することで、学生が自分の適性を判断し、語学を学ぶことで社会にできる貢献が何かを具体的に考える機会となりキャリアと結びつけて、外国語を学ぶモチベーションへとつながる。従来の外国語教育成果の数量的評価に加えて、外国語を学ぶ動機づけやジェネリックスキルを含む包括的な視点から、学生の学びや変容の質的な評価を試みることの有効性が示せた。 |