フジモト シゲル
Shigeru FUJIMOTO
藤本 茂 所属 京都外国語大学 国際貢献学部 グローバル観光学科 職種 教授 |
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研究期間 | 2018/06~2021/03 |
研究課題 | 国家の規模とガバナンスの学際的分析 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 科学研究費補助金挑戦的研究(開拓) |
科研費研究課題番号 | 18H05311 |
キーワード | 国家の規模、ガバナンス、Body of Knowledge(BOK)、BOK自動生成システム、学際的研究モデル |
科研費分類 | 政治学
計算機システム 知能情報学 |
研究制度 | 科学研究費補助金 |
代表分担区分 | 研究分担者 |
代表者 | 田所昌幸 |
概要 | 本研究は、古典的課題にも関わらず、複雑性がその総合的解明を拒んできた「国家の規模とガバナンスの理論化」に挑む。未解明の理由は、次の三点からなる複雑性の分析に、従来の社会科学が無力だったからである。(1)複合性:国家の規模は、GDPや人口など、従来個別に検討してきた多要素の組合せで決まる。(2)経時性:規模の構成要素や組合せの持つ重みは、技術の発展などを反映して変化する。(3)二次的複雑性:国家のガバナンス構造は、国家間の紐帯を規定すると同時に紐帯により規定される。本研究の特色は、この隘路を脱するために、我々の学際的な研究履歴を応用して臨む点にある。具体的には、Ⅰ:政治学・経済学の学問的蓄積を踏まえつつ複雑性を考慮した仮説を提示、Ⅱ:仮説のモデル化と理論化を支援するために、関連資料・データの蓄積と重要語を複雑な因果関係を反映した一定の構成に沿って自動的に抽出・配列し可視化するシステムの開発、Ⅲ:複雑系科学の手法による計算機実験を実施して起こり得るシナリオを提示、Ⅳ:ⅡとⅢの提示内容に基づいた理論構築というサイクルで実施する、課題・研究手法・技術の側面から新たな学術の扉を開く挑戦である。 |