ミナミ ヒロシ
Hiroshi MINAMI
南 博史 所属 京都外国語大学 共通教育機構 職種 教授 |
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研究期間 | 2025/06~2028/03 |
研究課題 | 世界遺産ヒヴァ保護区博物館と協働する伝統的建造物の保存と活用に向けた博物館研究 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 文科省 |
研究種目名 | 挑戦的研究(萌芽) |
科研費研究課題番号 | 25K21869 |
科研費分類 | 考古学
博物館学 社会学 |
研究制度 | 国際研究協力 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
研究者・共同研究者 | 堀川徹京都外国語大学名誉教授 木村暁東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授 |
代表者 | 南博史 |
概要 | 世界遺産ヒヴァの価値は、伝統的建造物、観光地、城壁内外に暮らす人々にある。この3 つの価値に等しく関わる組織が、世界遺産ヒヴァの保護区博物館である。2015年以来、保 護区博物館と建造物の保存に影響する「水」問題は、そこに暮らす住民とも密接に関係し ていることをデータで示し、その重要性と計画的対応が必要であることを協議してきた。 しかしながら、組織内の連携がとれていないこと、政府資金の問題もあって中長期な計画 は立てられていなかった。一方、博物館職員へのアンケートの結果、80%の職員が歴史的 建造物、景観、歴史性とアイデンティティが大切として本研究と協働したいとする。つま り、世界遺産の価値に対する危機感を住民と観光客が共有する方法によって課題解決に結 び付けていくことを言い続けてきた効果といえる。そこで保護区博物館の運営に着目し、1 6ある建造物部門が広く共有できるテーマと目標①住民、観光客、職員が主体的に関わる新 しい「博物館」開設に向けた活動、②観光客参加型の54ある伝統的建造物のカルテづくり を通して、世界遺産への危機感を住民と観光客が共有し課題解決に向け協働する博物館運 営体制構築に保護区職員と共に取り組む。 |