ササキ ユタカ   Yutaka SASAKI   佐々木　豊    所属   京都外国語大学  外国語学部 英米語学科    職種   教授
研究期間	2025/06～2027
研究課題	冷戦終焉前後の時期の日本研究の課題と展望ーSSRC/ACLS「日本研究合同委員会」の活動
実施形態	科学研究費補助金
研究委託元等の名称	日本学術振興会
研究種目名	基盤研究（C）(一般）
研究機関	京都外国語大学
科研費研究課題番号	25K15598
キーワード	米国社会科学研究評議会（SSRC）、日本研究、日本研究合同委員会、地域研究をめぐるエピステモロジー、ローカルな知
代表分担区分	研究代表者
代表者	佐々木　豊
概要	本研究は、米国社会科学研究評議会（The Social Science Research Council、以下SSRCと略記）が全米学術研究評議会（American Council of Learned Societies, 以下ACLSと略記)と合同で設立した「日本研究合同委員会（The Joint Committee on Japanese Studies, 以下JCJSと略記）」（活動期間：1967-1996）によって担われた冷戦終焉前後の時期（1980年代後半～1990年代前半）における日本研究の動向を探る。当時の米国の主要な日本研究者が参加したJCJSは、その創設以来、フォード財団による資金援助を受けながら「近代化の成功例」という日本像を超えた研究を推進する一方、グローバル化の時代を迎えた1980年代に入ると、SSRC幹部 やJCJSメンバー、またフォード財団関係者は「グローバル化の時代に相応しい日本研究はどうあるべきか」という課題に取り組み、それまでの日本研究の問題設定や分析視座の再検討に向けた作業を推進した。本研究はそのようなSSRC/JCJS/ACLS及びフォード財団関係者の知的営為によって、日本研究の新たな課題が具体的にどのように措定されて分析視座・方法論上の新機軸が打ち出されたのか、また如何なる成果がもたらされたのかに関して検証する。