カバタ シゲル
Shigeru KABATA
嘉幡 茂 所属 京都外国語大学 国際言語平和研究所 職種 嘱託研究員 |
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研究期間 | 2010/04~2011/03 |
研究課題 | メキシコ、トラランカレカ遺跡発掘調査-初期国家形成プロセス考察- |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 研究活動スタート支援 |
科研費研究課題番号 | 22820048 |
キーワード | トラランカレカ、テオティワカン、交易、国家形成 |
科研費分類 | 考古学 |
研究制度 | 科学研究費補助金 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
代表者 | 嘉幡茂 |
概要 | 本研究の目的は、人類学的な視点からメソアメリカ古代文明の初期国家発展過程を解明する ことにある。メキシコ中央高原における先古典期社会は、後に形成される初期国家テオティ ワカンの先行社会と位置付けられる。しかしながら、国家の形成を考察する際、先行社会と の連続性を重視せず、自生的に発展したとの観点から議論される。本研究では、初期国家発 展プロセスを解明するには、前段階の社会を分析し、断絶しない時間軸の流れで考察する観 点を強調する。そのため、先古典期後期において、この社会の中心的役割を果たしたトララ ンカレカ遺跡の調査を実施する。テオティワカン社会と比較しながら、トラランカレカ社会 が、政治、経済、イデオロギーの各側面でどこまでの成熟度に達していたのかを解明する。 また、この社会がどの地域と交易関係を成立させていたのかを一つのテーマとすることで、 政治・経済的影響力の地理的範囲の復元を目指す。 |