スミダ イクノリ   Ikunori SUMIDA
  住田 育法
   所属   京都外国語大学  外国語学部 ブラジルポルトガル語学科
   職種   教授
研究期間 2004/09~2006/03
研究課題 現代ブラジルにおける都市問題と政治の役割
実施形態 科学研究費補助金
研究種目名 基盤研究(C)
概要  初年度(平成16年度)は、情報収集と研究課題の同定に力点を置く。京都外国語大学において、現代ブラジル政治史における都市政策を研究してきた研究代表者の住田が、資料整理、連絡係を務め、1ヵ月に1~2回、研究分担者や研究協力者が京都に集まり、内外の専門化を交えて、具体的な研究の打合わせならびに成果の報告会をおこなった。これらの研究会を通じて、従来日本では十分に確認されてこなかった制度の微細な点が招聘した複数の研究者との議論を通じて確認されたことも、大きな成果であった。引き続き平成17年度は、すでに構築されたサンパウロ大学やブラジリア大学、アジア経済研究所、ブラジル地理統計院ならびに応用経済研究所などとのネットワークを活用して、調査、研究を深めた。6月の共同研究としては、日本ラテンアメリカ学会第26回定期大会において、「ブラジルの都市問題―ムニシピオの形成と都市行政の展開」と題して、研究代表ならびに研究分担者に加えて、複数の研究協力者によるパネル報告をおこなった。5千560団体を超えている行政単位ムニシピオの形成と土地所有や住宅政策などの実情に焦点を絞って都市問題を考える。殊に、植民地時代にさかのぼる過去の遺制という視点をも意識しつつ、こんにちの農村地区における土地なし農民運動や市街地のファヴェーラの形成における土地占拠、さらには都市暴力に関わる問題にも触れる。7月以降、2名の研究協力者が、フィールドワークのために新首都ブラジリアに長期の研究滞在をおこない、現地からの最新情報の提供による本研究会への協力を得た。研究分担者は、研究会を通じて、各自のテーマにしたがって、資料の収集と考察を進め、11月にかけて、成果を原稿で提出し、複数の研究協力者を加えて、印刷物の形で成果をまとめた。