ウシジマ タカシ
Takashi USHIJIMA
牛島 万 所属 京都外国語大学 外国語学部 スペイン語学科 職種 教授 |
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発行・発表の年月 | 1992/03 |
形態種別 | 学位論文(修士) |
査読 | 査読あり |
標題 | 米墨戦争(1846-1848)の原因論に関する一考察―米国の膨張的発展とメキシコ国内の党派的対立との相関から |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 金沢大学 文学研究科 修士課程 |
掲載区分 | 国内 |
概要 | テキサスの分離独立から戦争勃発までの過程につて取り上げ、なかでも戦争原因論として国内の党派間抗争に着目した。とりわけ中央集権派と連邦派(地方分権派)との対立は、戦争前夜、エレラ、パレデスともに短命政権を生み、また対米問題を対処することに徹することができないという悪条件を生んだ。この際、対米戦争をめぐる論争が党派間抗争の争点に利用されていた。エレラを穏健的中央集権派、パレデスをより右翼的で強力な中央集権派と捉えているのが本論文の特徴である。そしてパレデスがメキシコ共和国と軍部の名誉を重んじて、愛国心を鼓舞し、対米戦争を決断したと論じた。 |