カサマキ トモコ
Tomoko KASAMAKI
笠巻 知子 所属 京都外国語大学 外国語学部 英米語学科 職種 講師 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 大学英語授業の指導法が教員志望学生の将来の英語指導法に及ぼす影響 ー大学英語授業における「ラウンド制指導法」は彼らが将来使いたい指導法を考える上で影響を与えるか?ー |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 桃山学院教育大学 教育実践研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 桃山学院教育大学 |
巻・号・頁 | (5),10-22頁 |
総ページ数 | 147 |
概要 | 教員志望の学生が将来教員として使いたい英語指導法を考える上で,大学における英語授業で用いられる英語指導法が影響を与えるかどうかを調べることを目的とし,大学生1年生20名を対象に,「ラウンド制指導法」に基づいた4技能を統合した指導を行った後,アンケート調査により,授業に対する反応と,将来英語教員として用いたい指導法について調べた。その結果,学生の大半が「ラウンド制指導法」による英語授業は理解しやすく,また自分の英語力が向上したと感じていることがわかった。また,学生の多くは,大学入学前には従来の文法訳読重視の英語教育を受けてきたにもかかわらず,将来英語教員になった際には,「ラウンド制指導法」を用いて英語を教えたいと考えていることがわかった。その理由として,学生自身が授業を通して,その指導効果を実感できたことを挙げていたことから,大学において「ラウンド制指導法」による英語授業を受けたことが,学生の将来使いたい指導法に影響を及ぼした可能性があると考えられた。これらの結果から,教員養成大学において,理論と実践に基づいた効果的な指導法を学生に学習者として経験させ,英語教育法などの科目において指導法を学ぶ場を与えることが重要であると思われた。(A4,147頁) |