ヒキタ コウイチ
Koichi HIKITA
疋田 浩一 所属 京都外国語大学 外国語学部 英米語学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1997/03 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 既存の水道設備と大規模発電所を利用した簡易温水供給システムのLCA |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 慶應義塾大学産業研究所 未来開拓プロジェクト Discussion paper |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本学術振興会 未来開拓プロジェクト |
巻・号・頁 | (No.4) |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 疋田浩一、石谷久、松橋隆治 |
概要 | 給湯向けエネルギー消費の削減策として、大規模な新設設備の建設を極力控えて既存の供給源と供給システムを利用する方策の検討をおこなった。既存の水道水は冬場で5℃前後まで水温が低下するが、従来の水道供給では水温の調整まではしていないため、特に冬場は温水を作るために電気、ガス給湯機が用いられている。当面の対処療法的な方策として、従来からある水道管を用いて、一般家庭で使用するのに適当な水温で水道水を供給するというシステムを検討する。熱源としては、大量かつ低質な既存施設として、大規模火力発電所の廃熱を利用する事が有効であろうと考えられる。これによって、特に冬場の給湯向けエネルギーの削減が期待できる。このシステムには十分な廃熱源と需要の期待できる都市部が適当であると考えられるため、東京都における給水・給湯事情、既設の水道設備を調査し、新設する温水供給システムの各プロセスについて、圧力損失、熱拡散による温度降下、廃熱回収による発電効率の降下等特性の評価を行った。さらに年間の水温変化に従った運転シミュレーションを行い、エネルギー消費及びCO2排出削減量の推計を行った。その結果、平均水温程度まで増熱する場合でも1次エネルギー消費量の1%程度に相当する温水を供給できることが試算された。 |