エビナ ダイスケ   Daisuke EBINA
  蝦名 大助
   所属   京都外国語大学  国際貢献学部 グローバル観光学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2005/09
形態種別 論文
標題 クスコ・ケチュア語の動詞名詞化形に付く主語人称接尾辞の解釈
執筆形態 単著
掲載誌名 東京大学言語学論集
掲載区分国内
巻・号・頁 (24),41-57頁
概要 クスコ・ケチュア語では定動詞に主語人称接尾辞が付き、行為の主体の人称を表す。主語人称接尾辞は、動詞が名詞化された形に付いても、ふつう主体の人称を表す。また名詞に付くと所有者の人称を表す。しかし名詞化形の1つである -q形の場合に限り、主体の人称を表さない。行為の対象が人間の場合には対象の人称を、そうでない場合には所有者の人称を表す。名詞化形において人称接尾辞が所有者の人称を表すのは、-q形の場合に限られる。-q形は他の名詞化形とは異なり名詞的な性質を示すといえる。