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ミヨシ マリア
Maria MIYOSHI
三好 まりあ 所属 京都外国語大学 外国語学部 ロシア語学科 職種 准教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2025/03 |
| 形態種別 | 論文 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | 言葉の理解を支える経験の理解〜приятноを用いた感情表現の学習方法を例に〜 |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 『ユーラシアへのまなざし』 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 京都外国語大学外国語学部ロシア語学科 |
| 巻・号・頁 | (3),39-48頁 |
| 著者・共著者 | 三好マリア |
| 概要 | 学習者が間違って意識しがちな「言葉の理解」とは何か.それは,辞書3を参照したり生成AIに定義を求めたりして,その定義のみを重視してしまうことである.辞書に記載される定義や生成AIが提供する定義は,渡辺(2002)が言う「意味」なのであり,つまり途中の段階に過ぎない.その定義(意味)に納得した学習者は,途中の段階にとどまってしまうことになるわけである.では,意味を超えて経験に辿り着くためにはどのようにすればよいかというと,例文を参照すばよい.例文は,その語が用いられる典型的な文脈を示し,母語話者の経験が凝縮されたものであると言える.例文を多く参照して分析することで,その語に関する経験の全体像をより明確に把握することができる.ここで特に留意すべきことは,例文を断片的に参照するのではなく,共通性に注目して分析する必要があるという点である.また,共通性を見出すためには例文を大量に収集する必要があるが,辞書や生成AIの提供する例文に加えてコーパスを用いることが望ましい. 本著では,приятноを用いた無人称文を例に取り,ロシア語の感情表現の使い方に困惑している学習者を想定し,言葉の定義(意味)を越えて例文(背後にある経験)を理解するプロセスを辿っていく. |