ウシジマ タカシ   Takashi USHIJIMA
  牛島 万
   所属   京都外国語大学  外国語学部 スペイン語学科
   職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 2000/12
形態種別 論文
査読 査読あり
標題 American Expansionism and Mexico's Response: Focusing on the Controversy about Characters of the Mexican-American War, 1846-1848
執筆形態 単著
掲載誌名 日本大学国際関係研究所『国際関係研究』
掲載区分国内
巻・号・頁 21(3),pp.1-29
概要 1998年拙稿(審査有)の英訳論文。米墨戦争の研究はこれまで米墨双方の歴史家によって進められてきたが、歴史家のナショナリスティックな感情や党派的偏見によってこれが著しく歪められてきた。従来、米墨両国の歴史家の争点となり、今日なお明確な結論に達していない問題として、米墨戦争がメキシコ側の「防衛戦争」であったのか否かという戦争の性格をめぐる論争があげられる。そこで本論文の主張は以下の通りである。パレデスには戦争の意義や目的は二つあったとし、その一つは、戦争は自衛の目的で行われることを強調することであった。もう一つは、内政的には、社会不安を必要以上に掻き立てる反政府諸派に対抗するため、パレデス派の主戦派軍部に扇動され、彼は戦争を最大限に利用し、政府の求心力を高めようと考えていたのではないかと論じた