エビナ ダイスケ   Daisuke EBINA
  蝦名 大助
   所属   京都外国語大学  国際貢献学部 グローバル観光学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1999/09
形態種別 論文
標題 ケチュア語クスコ方言の-spa節と-qti節
執筆形態 単著
掲載誌名 東京大学言語学論集
掲載区分国内
巻・号・頁 (18),367-383頁
概要 ケチュア諸語では、従属節中の動詞は独立節の主動詞とは異なる形をしている(非定形)。本論文ではこのうち、副詞化動詞が作る従属節(副詞化節)について扱った。ケチュア語クスコ方言では、-spa節と-qti節の2種類の副詞化節が区別される。先行研究では-spa節が同一主語、-qti節が異主語の場合に用いられるとされているが、実際には-qti節は同一主語の場合にも用いられる。本論文では-spaと-qtiの使い分けは同一主語・異主語によるのではなく、事態の結びつきの強さの違いによるものであることを示した。