シラトリ フミコ
Fumiko SHIRATORI
白鳥 文子 所属 京都外国語大学 留学生別科 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/12 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 「書くための文型」抽出の試み-効果的な作文教材作成を目指して- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本語・日本文化研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 京都外国語大学留学生別科 |
巻・号・頁 | (26),31-44頁 |
総ページ数 | 14 |
著者・共著者 | ◎白鳥文子、塚田智冬 |
概要 | 本稿は、意見文を書く際に、日本語能力試験の出題レベルごとに整理されている文型が、実際にどのような頻度で、どのように使われているかを調査した結果の報告である。さらに、「原因・結果」の機能を持つ表現が、母語話者と学習者にどのように使われているかを比較し、そこから作文指導に生かせることを示した。
この調査により、論述文指導において優先的に指導すべき文型を示すことができ、母語話者は、文末表現が多様である一方で高頻度で使用される定型的な表現があること、汎用性の高い語彙群があることが明らかとなった。また、「原因・理由」の機能を持つ文型について、母語話者の使用傾向、学習者の誤用傾向が明らかになった。これらから、より効率的な作文教材、作文指導について言及することができた。 |