ウシジマ タカシ
Takashi USHIJIMA
牛島 万 所属 京都外国語大学 外国語学部 スペイン語学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2001/11 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | アメリカ合衆国のヒスパニック系メディア―ヒスパニックの多様化とメディアによる仮想現実化の変容 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 天理大学アメリカス学会『アメリカス研究』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (6),85-105頁 |
概要 | 米国社会の最大のマイノリティとして、従来のアフリカ系(黒人)にとってかわろうと増加してきているのがスペイン・ラテンアメリカ系移民、つまりヒスパニック系である。米国内にスペイン語話者が増加し、マスメディアもスペイン語によるものが増えてきているが、本稿では、ヒスパニック系メディアの現状と、ヒスパニック系それ自体の多様化によってスペイン語マスメディアの変容が求められてきていることを指摘した。具体的には、第1に、言語変容の問題である。ニュース番組で使われる「アクセントなし」のスペイン語の理由について論じた。第2に、スペイン語を第1言語で、英語が第2言語である不法入国者を含むスペイン語人口が増える一方、英語を第1言語とするバイリンガル、ないしは英語しか理解できないヒスパニック系も同様に増えており、スペイン語のみのテレビ、ラジオ番組ならびにそれをとりまくコマーシャリズムの行方について考察した。 |