ナカニシ クミコ
Kumiko NAKANISHI
中西 久実子 所属 京都外国語大学 外国語学部 日本語学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2025/07 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 日本語学習者による対比になっている主題の「は」の不使用の問題
―中国語を母語とする中級・上級レベルの日本語学習者の調査データを中心に― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 「つながる多様性、広がる可能性」 |
掲載区分 | 国外 |
出版社・発行元 | 香港日本語教育研究会 |
巻・号・頁 | 98-113頁 |
総ページ数 | 15 |
担当範囲 | pp.98-113 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 中西久実子 |
概要 | 日本語学習者の「は」「が」の習得については、「先行研究でも習得が難しいとされ、正判断率も比較的低いもの」として対比を表す「は」などが挙げられている(坂本正 (1998:499))。しかし、その分析に使用する調査データには単純な作例の短文が使用されており、複雑な長文を使った先行研究は管見の限りない。本研究では、中級・上級レベルの学習者が書いた博士論文や作文など複雑な実例の長文を対象とした調査を実施した。分析の結果、対比がある主題の「は」の不使用が様々な様々な言語を母語とする学習者にみられ、中間言語として特徴的であることがわかった。本発表では中国語で対比がどのように表されるかも考察し、中国語を母語とする学習者に関しては不使用となる「は」に少なからず母語からの影響があることを指摘した。 |