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ナカニシ クミコ
Kumiko NAKANISHI
中西 久実子 所属 京都外国語大学 外国語学部 日本語学科 職種 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2026/03 |
| 形態種別 | 論文 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | 陰題文の「は」の誤用と中国語を母語とする日本語学習者の理解
――産出の実態と学習者の理解の不一致―― |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 国際言語文化 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 京都外国語大学 |
| 担当区分 | 筆頭著者 |
| 著者・共著者 | 中西久実子 |
| 概要 | 本稿では,2種類の陰題文について主語の位置の「が」を使うべきところで学習者が「は」を使いがちだという誤用を対象にする。第一に,「誰がお皿を洗うんですか」という質問に対する答えの陰題文「田中さんが洗います」で学習者は「は」を使うことがある。第二に,「柔道を始めたきっかけは何でしたか」という質問に対する答えの陰題文「兄が柔道を習っていたんです」でも学習者は「は」を使うことがある。本稿は,これら2種類の陰題文における学習者の「は」の誤用と,学習者の理解が一致しないことを指摘する。調査の結果,学習者は文頭の名詞句が既知であることや,文が長いなどの要因に誘発されて「は」を使用して誤答になりやすいことがわかった。しかし,その理由を問うと,「主語」「強調」などの文法用語で「は」を選んだ理由を説明しようとし,選択時の知識と説明的に述べる理解の知識は一致しないことが多かった。 |