|
ナカニシ クミコ
Kumiko NAKANISHI
中西 久実子 所属 京都外国語大学 外国語学部 日本語学科 職種 教授 |
|
| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2026/03 |
| 形態種別 | 論文 |
| 標題 | 「文全体が新情報」の文における日本語学習者の「は/が」の選択に関わる要因
―「新情報」「未出」「未知」の違い― |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 無差 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 京都外国語大学 |
| 巻・号・頁 | (33),0-0頁 |
| 著者・共著者 | 中西久実子 |
| 原著者 | 中西久実子 |
| 概要 | 先行研究では,「は/が」の選択には、「主語が新情報であるか否か」「主語が未知であるか否か」「主語が未出であるか否か」などの要因が関わっているとされている。しかし,「新情報」が「未出」「未知」とどう違っているのか、そして、それらのうちどの要因が優先的に「が」の選択に関わっているのかは示されていない。これに対して,本稿では,文全体が新情報」の文を対象とし,「新情報」「未出」「未知」の違いを示し、「は/が」の選択時における優先順位を明らかにする。
中国語を母語とする日本語学習者は,「カバンを開けると,犬が出てきた。」のように文全体が新情報の文の「が」を使うべき主語の位置で,「は」を使って誤用になりがちである。この例の主語「犬」は飼い犬であり,未知のものではないが,「が」が正用になり,このことは先行研究の知見だけでは説明がつかない。本研究では,主語が未知であるか既知でなく,「文全体が新情報」であることに着目して調査を実施した。調査の結果,学習者は「文全体が新情報であってもそれを考慮せず,「主語が既出」「主語が既知」などの要因を見て「は」を使って誤用になりやすいことが明らかになった。ただし,学習者は、「主語が未知/既知」を「主語が未出/既出」より優先的に使用して「は」を使って誤用になる傾向が見られた。 |