フセ マサオ
Masao FUSE
布施 将夫 所属 京都外国語短期大学 キャリア英語科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/11 |
形態種別 | 書評 |
査読 | 査読あり |
標題 | 19世紀アメリカの鉄道、軍事、政治―Robert G. Angevine, The Railroad and the State: War, Politics, and Technology in Nineteenth-Century America (Stanford, California: Stanford University Press, 2004. xvii+351pp.) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | アメリカ史評論 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 関西アメリカ史研究会 60-67頁 |
巻・号・頁 | (23),60-67頁 |
概要 | 本稿ではロバート・アンジェバインの『The Railroad and the State』(基礎は学位論文)を紹介した。著者アンジェバインの視点が常に、軍と鉄道の双方に注意深く向けられていることがわかる。なかでも、南北戦争まで要塞の建設を重視して鉄道建設に抵抗し続けた陸軍技師団の存在が何度も言及されるように、軍と鉄道の肯定的側面にとどまらない、著者の巨視的な研究態度が認められた。但し著書のメインタイトルに比して、国家に関する考察が乏しいようにも思われた。この点は、ウィスコンシン大学の政治史家シュウェーバーも、『鉄道と軍事』という主題にする方が正確だと苦言していたほどであった。 |