ウシジマ タカシ
Takashi USHIJIMA
牛島 万 所属 京都外国語大学 外国語学部 スペイン語学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/03 |
形態種別 | 学位論文(博士) |
査読 | 査読あり |
標題 | 米墨戦争原因論に関する実証的研究―メキシコ軍国主義下での軍閥間抗争と主戦論形成を中心に― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 京都外国語大学 外国語学研究科 博士後期課程、論文博士 |
掲載区分 | 国内 |
概要 | 1846年3月、リオグランデ進駐を果たしたテイラー軍にメキシコが撤退を要求し、かつサンタ・アナを支持する反政府派軍人による蜂起が北軍及びメキシコ全土で頻繁化する最中、パレデス派内部の主戦派からの圧力がパレデス政権に揺さぶりをかけ、遂に復帰不能地点に達し戦争を回避できない状況に置かれた。しかし、この状況において、無分別にパレデスは開戦を決定したのではなく、彼を筆頭とする最高会議で緒戦での勝利による短期決戦、及びイギリスの仲裁による早期解決というシナリオを採択し、即時開戦を決断した。従って、単に名誉などの精神的理由や直感からではなく、合理的に検証された結果により先制攻撃が開始されたことを本論文では政策決定過程、意思決定過程の分析を通じておこなった。 |