ダニエル アリエタ   Daniel Arrieta
  ダニエル・アリエタ
   所属   京都外国語大学  外国語学部 スペイン語学科
   職種   准教授
言語種別 スペイン語
発行・発表の年月 2008/12
形態種別 論文
査読 査読あり
標題 Donjuanes españoles y japoneses. Un enfoque psico-social
執筆形態 単著
掲載誌名 京都外国語大学研究論叢
掲載区分国内
巻・号・頁 71,259-275頁
総ページ数 17
概要 スペインのドン・ファン伝説は、1630年にティルソ・デ・モリーナによるEl burlador de Sevilla y convidado de piedraに初めて出現して以来、さまざまな文学作品で何度も登場してきた。いずれの場合も、そこに登場する伝説的人物は、人格、価値観、恋愛思想に関してさまざまな特徴を持つものとして描写される。そのうちの2つ、バリェ・インクランの作品に登場するブラドミン侯爵とホセ・デ・エスプロンセダが創作したフェリックス・デ・モンテマルは、それぞれスペインのモダニズムとロマン主義に対応しており、非常に独特な性格を有している。一方、日本文学が創り出したドン・ファンに最も近い人物が、17世紀徳川時代の好色一代男こと、井原西鶴の陽之助である。本稿の目的は、ロバートJ.スタンバーグによって提唱された心理社会学理論の一つである「愛の三角形」理論を通じて、愛人を前に口にする愛の言葉のタイプを分析しながら、上記3名の文学上で想像された人物を比較することである。