クロイワ ユキコ
Yukiko KUROIWA
黒岩 幸子 所属 京都外国語大学 外国語学部 ロシア語学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 千島列島における第一のトポスの盛衰について -「北方領土」と千島 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 岩手県立大学『総合政策』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 6(1),27-62頁 |
概要 | 1955-56年の日ソ交渉を契機として、日本政府は南千島(択捉島と国後島)がサンフランシスコ平和条約で放棄した千島列島に含まれないと主張し始めた。そのため「南千島」に代わり「北方領土」という呼称が用いられた。千島列島は日本人の意識においても切断されて、そこに暮らしていた先住民の歴史は忘却された。日本とロシアという近代国家の邂逅と国境確定によって衰退させられた、列島の第一のトポス、主にアイヌ共同体の運命をたどることにより、日露領土問題の歴史的側面を紛争地に視座をおいて明らかにした。 |