| ハナモト トモコ
            Tomoko HANAMOTO 花本 知子 所属 京都外国語大学 外国語学部 イタリア語学科 職種 准教授 | |
| 言語種別 | 日本語 | 
| 発行・発表の年月 | 2016/12 | 
| 形態種別 | 論文 | 
| 標題 | イタリアにおけるサマータイム導入初期について | 
| 執筆形態 | 単著 | 
| 掲載誌名 | 声をさがしつづけて 和田忠彦先生退任記念論文集 | 
| 掲載区分 | 国内 | 
| 出版社・発行元 | 和田忠彦先生退任記念論文集編集委員会 | 
| 巻・号・頁 | 301-314頁 | 
| 担当範囲 | (B5、総頁数355頁中14頁を担当) | 
| 著者・共著者 | 花本知子 | 
| 概要 | イタリアを含むヨーロッパ諸国でサマータイムが初めて導入されたのは、第一次世界大戦中の1916 年である(つまり、2016 年は「ヨーロッパにおけるサマータイム導入100 周年」にあたった)。戦時下の非常時に、夕方の人工照明に必要なエネルギー消費を減らすことを目的に実施されたこの制度は、直接的にはイギリス人建設業者ウィリアム・ウィレットの1907 年の提案に端を発している。しかし、着想自体は、ベンジャミン・フランクリンがパリ滞在中の1784 年に行った、夏期の明るい朝に起床時間を早め、日光を有効利用する提案まで遡ることができる。この制度が導入初期のイタリアで巻き起こした混乱や反発を明らかにし、またサマータイムのイタリア語名の由来を説明した。 |