シマムラ ノリコ
Noriko SHIMAMURA
島村 典子 所属 京都外国語大学 外国語学部 中国語学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2025/03 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 常態を表す限定選択構文“要么X,要么Y”“不是X,就是Y”に関する一考察――報道文に見られたいくつかの現象から―― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 古川裕教授榮退記念 中国語学・教育研究論文集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 白帝社 |
巻・号・頁 | 31-47頁 |
総ページ数 | 445 |
担当範囲 | A5、総頁数445頁中17頁 |
概要 | 本稿では、常態を表す限定選択構文“要么X,要么Y”“不是X,就是Y”について、報道文で観察された現象を取り上げ分析を加えた。まず、両構文の差異は、“不是X,就是Y”が排他的推意をもつのに対し、“要么X,要么Y”は排他的推意をもたないケースも許容する点にある。次に、談話において、両構文は背景や説明部分を構成する要素となることが多く、前景情報との対比を形成する。また、両構文は多くマイナスの事態を表すとされるが、この点については、選択肢の数が少数に限定された、単調な意味をもつ構造が、マイナスかつ類似性をもつ事態と親和性を有するためであるという結論を導いた。 |