ヤスダ カナエ
Kanae YASUDA
安田 圭奈江 所属 京都外国語大学 共通教育機構 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/04 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 畑明郎・上園昌武編『公害湮滅の構造と環境問題』 |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 世界思想社 |
巻・号・頁 | 43-55,103-120頁 |
総ページ数 | 280 |
著者・共著者 | ◎畑 明郎、関 耕平、安田 圭奈江、入江 智恵子、佐藤 克春、高島 邦子、山崎 文徳、中村 真悟、◎上園 昌武、小野塚 春吉 |
概要 | 「第3章、日立鉱山に見る公害湮滅の構造」では、日立鉱山鉱毒問題の平和的解決の背景について、日立鉱山による被害補償、日立鉱山と関連企業である日立製作所による被害農民の雇用、当時の世界的な銅市場の動向という3つの観点から考察を行った。考察の結果、日立鉱山の発展期において国内の銅需要が拡大し、日立鉱山と日立製作所は銅を加工する労働力を必要としていたこと、日立鉱山と日立製作所が鉱毒被害によって離農した農民を雇用したことが平和的解決の要因であることを明らかにした。
「第7章、大阪の土壌汚染に見る公害湮滅の構造:大阪アメニティパーク(OAP)を事例として」では、大阪アメニティパークにて発生した土壌・地下水汚染の歴史を整理するとともに、大阪アメニティパーク開発事業者が実施した汚染対策の実態と課題を検討した。また、同事例には2002年に制定された土壌汚染対策法が適用されないことから、土壌汚染対策法が有する課題として汚染者責任が追及できないこと、国内の土壌汚染を積極的に対策するものではないことを指摘した。 |