ウシジマ タカシ
Takashi USHIJIMA
牛島 万 所属 京都外国語大学 外国語学部 スペイン語学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/12 |
形態種別 | 著書 |
標題 | アメリカのヒスパニック=ラティーノ社会を知るための55章(編著) |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 明石書店 |
担当範囲 | (A5、総頁数395頁中273頁を担当) |
著者・共著者 | 大泉光一、牛島万 編著、牛田千鶴、大泉陽一、岡本郁生、金京碩、斉藤修三、John M. Lipski、田中紀代子、中川正紀、松井賢治、山本匡史 |
概要 | 米最大のマイノリティであるヒスパニック系の政治社会、経済、文化、メディア、ジェンダー、音楽、映画論、歴史等から多角的に考察した。合わせて米墨戦争以降の、ヒスパニック系に対する差別や暴力について検討し、今日の白人主義の再燃との関連でふれた。メキシコ領時代テキサスではメキシコ系は経済的に上位にあったが、テキサスの独立、その後の米国連邦への編入を経て、アングロサクソン系が台頭し、メキシコ系は暴力を受ける対象となった。奴隷制を導入したアングロサクソン系はメキシコ人から仕事を剥奪、代わって黒人がそれに従事した。だが、奴隷制解放後はメキシコ人が黒人の代わりに安価な労働力として再編入を余儀なくされていった。ところで現在、不法労働問題の解決こそが、社会の秩序、治安の回復、ひいてはテロリズム撲滅につながることであると一般に認識され、その過程で一部の動きとして「暴力」的行為が再燃してきていることが懸念される。 |