ハシモト カツオ
Katsuo HASHIMOTO
橋本 勝雄 所属 京都外国語大学 外国語学部 イタリア語学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/12 |
形態種別 | 総説・解説記事 |
標題 | 海外文学・文化2010年回顧イタリア |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 図書新聞 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | (株)図書新聞 |
巻・号・頁 | (2995),7-7頁 |
担当範囲 | (ブランケット版、総頁数10頁中1頁未満を担当) |
概要 | 「『他者』の存在がもたらす文学への影響とは」と題して、イタリア文学の2010年の注目作品を列挙した。サルデーニャの民間伝承と安楽死のテーマを扱ったムルジャの『アッカバドーラ』、ストレーガ賞を受賞したペンナッキの『ムッソリーニ干拓水路』を紹介。ウンベルト・エーコの小説第6作『プラハの墓地』は19世紀ヨーロッパに蔓延した反ユダヤ主義を大衆小説の形を借りて描いているが、移民問題に直面するイタリア、EU諸国の外国人排斥感情に結びつく現代的なテーマである。小学校の様子や文学作品の登場人物にもそうした移民現象が色濃く反映していることを指摘した。 |