ヨシダ マミ
Mami YOSHIDA
吉田 真美 所属 京都外国語大学 外国語学部 英米語学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | その他 |
査読 | 査読あり |
標題 | 複言語環境で育った学習者のアイデンティティの変容:
十全参加のための「投資」が「豊かな資源」になるまで |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 言語文化教育研究学会第六回年次大会予稿集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 言語文化教育研究学会 |
巻・号・頁 | 126-131頁 |
著者・共著者 | 吉田 真美・崔 允誌 |
概要 | 本研究は、フランス、韓国、日本、オーストラリアの4か国を移動しながら育った当事者が、オートエスノグラフィーを記述したライフヒストリーの分析である。幼少期、学童期、大学時代という異なった時間の移動、及び物理的な移動や、言語間の移動が、アイデンティティ形成においてどのように変容をもたらしたかについて分析した。自己エスノグラフィーが、当事者が自分の生きられた経験を理解するために自分の身体感覚や思考や感情に注意を払うこと可を能にし、読者とだけでなく、当事者が自分自身との対話も実現させられた。また非論理的な自由連想からはじめて、類似度を考えさせるPAC分析を用いたことで、当事者が意識していなかった事柄の関係性を浮き彫りにすることが可能となりった。その結果、社会的関係性、家族、学校という3つの要因が、時期や国、言語によって異なった方法で影響を与えていたことが分かった。 |