スギヤマ マサキ   Masaki SUGIYAMA
  杉山 雅樹
   所属   京都外国語大学  共通教育機構
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2006/09
形態種別 論文
査読 査読あり
標題 ムザッファル朝における支配の正統性―Mubāriz al-Dīn Muḥammad治世の政策の変遷―
執筆形態 単著
掲載誌名 史林
掲載区分国内
巻・号・頁 89(5),70-98頁
概要 13世紀のモンゴルの襲来とイル・ハーン朝の成立は、イランの地にモンゴルの慣習に基づく新たな支配の正統性をもたらした。やがて、イル・ハーン朝崩壊後、イラン系の地方政権ムザッファル朝は勢力を拡大し、イランの大部分を支配するに至った。本稿では、ムザッファル朝君主の称号の変化を分析することによって、モンゴルの影響が急速に薄れていたイランにおいて、彼らが宗教的権威をも併せ持つ独自の君主像を主張するようになったことを明らかにした。