ウメモト タカトヨ   Takatoyo UMEMOTO
  梅本 貴豊
   所属   京都外国語大学  共通教育機構
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/04
形態種別 論文
査読 査読あり
標題 授業外学習における動機づけ調整方略,動機づけ要因と学習行動の関連
執筆形態 共著
掲載誌名 心理学研究
掲載区分国内
巻・号・頁 88(1),86-92頁
担当範囲 共同研究につき本人担当部分抽出不可能
著者・共著者 梅本貴豊・田中健史朗
概要 この研究では,授業外学習における動機づけ調整方略,動機づけ要因,学習行動の関連について検討した。動機づけ調整方略は,自律的調整方略,協同方略,成績重視方略の3つのサブタイプを持つ。動機づけ要因として,自己効力感と課題価値を,学習行動として,行動的および感情的エンゲージメント,授業外学習時間を取り上げた。2つの大学の学生322名に調査が実施された。重回帰分析の結果,自律的調整方略と課題価値がエンゲージメントと学習時間との間に正の関連を示した。加えて,自己効力感は,学習時間との間に正の関連を示した。一方で,成績重視方略はエンゲージメントとの間に負の関連を示した。協同方略は,いずれの学習行動にも関連を示さなかった。これらの結果は,学習において動機づけそのものだけではなく,学習中の動機づけの調整の仕方が重要であることを示している。