タケウチ トシタカ
Toshitaka TAKEUCHI
竹内 俊隆 所属 京都外国語大学 国際貢献学部 グローバルスタディーズ学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/09 |
形態種別 | 書評 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 『アメリカにとって同盟とはなにか』(日本国際問題研究所(監修)、久保文明(編)、中央公論新書 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『国際安全保障』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 41(2) |
概要 | 題名が示す主たるリサーチ・クエスチョン及び第二のリサーチ・クエスチョン(アメリカの持つ同盟関係の把握・検討と、日米関係の相対的意義付け)に対する「これだ」という解説がなく、また章建も単なる羅列との印象がある点をまずは指摘した。内容の批評としては、NATOなどの同盟における「価値観の共有」と「現世的な利益」は表裏一体であるが、公共財的な観点から後者が基盤であると述べた。NATOなどの同盟が冷戦後も継続した理由は、集合体が提供できる「場」の価値を評価して、やはり「現世的な利益」の観点から説明できるとした。最後に、日本の国際貢献の在り方も、コスト負担の側面から批評をし、軍隊の「価値創造能力」の評価が高まっても、わが国国民がそれを今の段階では支持できないのも理解できるとした。 |