スガノ ミチナリ   Michinari SUGANO
  菅野 瑞治也
   所属   京都外国語大学  外国語学部 ドイツ語学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2002/03
形態種別 著書
査読 査読あり
標題 ヴィルヘルム・ハウフ(W. Hauff)の『リヒテンシュタイン』(Lichtenstein)について
執筆形態 共著
掲載誌名 ドイツ・ナショナリズムの系譜(1)
掲載区分国内
出版社・発行元 京都外国語大学ドイツ語学科共同研究プロジェクト
著者・共著者 乙政潤、植村和秀、橋本政義、菅野瑞治也
概要 ハウフの『リヒテンシュタイン』と彼の手紙を手掛かりにして、ハウフの置かれた文学状況と当時のナショナリズムとの関連を考察し、彼の文学観の特質を明らかにした。ハウフは、『リヒテンシュタイン』において、古い身分制議会的考えと、新しい自由主義的考えという両極のはざまで、君主の側と市民の側の両方に向かって強烈なメッセージを同時に発している。君主に対しては、正統主義の伝統を守りつつ、市民の側に立った統治を行うことを、また、市民に対しては、民主主義を目指しながらも統治者の意に従うことを伝えようとしている。