タケウチ トシタカ
Toshitaka TAKEUCHI
竹内 俊隆 所属 京都外国語大学 国際貢献学部 グローバルスタディーズ学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/11 |
形態種別 | その他 |
標題 | 「東アジアの安全保障環境の現状と将来展望」(中国文化フォーラムdiscussion paper) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 中国文化フォーラムHP, http://www.law.osaka-u.ac.jp/~c-forum/ |
掲載区分 | 国内 |
概要 | 東アジアの安全保障環境は、冷戦後でも以前と同様に、アメリカを中心とするハブ・スポーク体制が継続すると思われる。それは、ARFのような多国間安全保障枠組みの弱さの証左でもある。中国の台頭を見据えた将来展望は、power transition論を基盤にして、power transition論が予測するような覇権国の移行は、少なくとも21世紀中葉までは起こらないと推測した。基本的な根拠は、経済的相互依存性の深化で、現在の自由主義(資本主義)的交易体制に中国は取り込まれており、それを覆して新たな体制を構築するのはリスクが高すぎるからである。ただし、現体制を中国により有利になるような修正・改善努力はすると思われる。 |