オカモト シンショウ
Shinsho OKAMOTO
岡本 信照 所属 京都外国語大学 外国語学部 スペイン語学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/03/31 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 黄金世紀における俗語擁護論の系譜 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 京都セルバンテス懇話会『スペイン学』 |
巻・号・頁 | (16) |
担当範囲 | (A5、総頁数207頁中22頁を担当) |
著者・共著者 | 岡本信照 |
概要 | 俗語であるカステイーリャ語を文学や論考の表記に相応しい言語にすべく開拓し、ラテン語と比肩できる言語であることを主張する一連の動向が「俗語擁護論」である。この思潮の系譜をイタリアのベンボやカスティリオーネらの影響がまだ濃厚だった「発生期」、トスカーナ語に対する劣等感から解放されつつあった「発展期」、そして「原始カスティーリャ語説」の流布以降台頭するナショナリズムを背景に、自国語への自信が極度の域に達した「絶頂期」の3段階に分類し、代表的な文人・学識者の証言をピックアップして検討した。主に人文主義者によって支持された俗語擁護論が、いかなる過程で黄金世紀文学隆盛の基盤となったかを実証的に記述したもの。 |