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ヒガシムラ ノリコ
Noriko HIGASHIMURA
東村 紀子 所属 京都外国語大学 国際貢献学部 グローバルスタディーズ学科 職種 准教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2018/06 |
| 形態種別 | 論文 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | フランスの移民政策及び難民政策に見る「統合」と「分断」-サルコジによる政策期からオランド政権期まで- |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 日本比較政治学会年報 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | ミネルヴァ出版 |
| 巻・号・頁 | (20),109-136頁 |
| 概要 | 本稿は、サルコジ内務大臣(2002年当時)の時代とサルコジ大統領政権時代、そしてオランド大統領政権時代における難民の受入排除が、それぞれの時代においてどのように変わったのかに注目し、特に2010年代から始まる難民危機を迎えたフランス社会党の動きを分析した。フランス社会党は、党名の通り社会民主主義的観点から移民に対して寛容な政策を展開してきたと思われがちであるが、実は既に同党出身のミッテラン大統領が1980年代半ばに「移民制限は限界に達した」との声明を発表し、そこから移民及び難民の受け入れを制限的に行っていく措置をとった。
その後も、社会党政権は相次ぐテロ事件や難民危機などを機に、移民政策及び難民政策の厳格化を推し進めていっただけでなく、ロマの追い出しにも積極的に乗り出していった。本稿ではこうした社会民主主義の本来的な性質から離れていくフランス社会党の動きを詳細に調査し、もはや既存の「左」「右」といった指標は、欧州の移民・難民政策においては有用でないことを証明した。 |