イヤナガ シロウ
Shiro IYANAGA
彌永 史郎 所属 京都外国語大学 外国語学部 ブラジルポルトガル語学科 職種 教授 |
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言語種別 | Português |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | Função atributiva do adjetivo em português –– posposto ou anteposto ao substantivo |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | ANAIS XLIX(2020-2021) |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | AJELB |
総ページ数 | 137 |
担当範囲 | p. 1-22 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 彌永 史郎, ペドロ・アイレス |
概要 | ポルトガル語形容詞の限定的用法 ‒‒ 後置か前置か
規範的にはポルトガル語の形容詞は名詞の後に置かれ、名詞の意味を 限定すると言われる。また形容詞が名詞の前に置かれる場合には話者の 主観的、個人的な意味が込められる、あるいは位置によって意味が変わ る形容詞があるとも説明される。本論ではヨーロッパのポルトガル語の 規範的文語コーパスとして定評のあるCETEMPúblicoから、LCMPCの 語彙にある形容詞を頻度順に1,500以上を検証し、前置・後置の割合を 求め、形容詞は多義的でその名詞に対する位置は基本的に意味によって 固定化しており各形容詞に固有の特徴であることを示す。後置される位 置を規範的位置として、100%後置を+100、100%前置を‒100として 形容詞規範位置指数(INPA)を定義し検証済みの形容詞全てに求め、同指 数に基づき、より直感的な把握を可能にする10以下の整数比で【前 置:後置】の割合を示す形容詞分布比率(PDA)を考案。形容詞の名詞に 対する位置に関する言語的直観を【4:6】,【0:10】のように数値化し辞 書学的、外国語教育に資する提示方法を提唱する。巻末補遺に頻度順で 上位200語の形容詞について実例を提示。 |