イシマル クミコ
Kumiko ISHIMARU
石丸 久美子 所属 京都外国語大学 外国語学部 フランス語学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/01 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 日本の出版物にみるフランス大統領選挙―メディア言説分析 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | COSMICA (XXXVIII), 1-9頁 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 京都外国語大学 |
概要 | 本稿は、2008年3月13~15日にフランス、アルトワ大学(アラス市)で行われた『外国メディアからみたフランス大統領選挙』という国際シンポジウムにおける筆者の発表を和訳し、加筆修正したものである。
2007年5月の前ジャック・シラク大統領の任期満了に伴い、次期大統領を選ぶ選挙運動は、同年3月に立候補者が出馬の意思を表明し、4月に選挙運動が幕を開けた。日本の出版メディアはこの出来事をどのように取り上げ、どのような特徴の言説を構築していたのであろうか。また、新聞社間で違いは見られたのか。立候補者や新大統領についての言説はどのようなものだったのか。以上のことを問題提起とし、新聞を中心に分析を行った。 本論文では、2006年10月から2007年10月までの一年間における、日本の新聞(主要5紙『読売』『朝日』『毎日』『日経』『産経』)のフランス大統領選挙を扱った記事を分析対象とした。特に第一回投票を経た後、セゴレーヌ・ロワイヤル氏とニコラ・サルコジ氏との対立となった(第二回)決選投票に至る過程を中心に考察した。 |